FloatingSlabs
2020.5
最上部に浮かぶ天然木張りの屋根、黒い大判タイル張りの外壁、アプローチ上に掛かる鉄骨の庇。幾つかのスラブ(板状の形態)が織りなすダイナミックな外観のコー トハウス 。
重力に逆らうように浮き上がるスラブが、重厚でありながらリズミカルな雰囲気を携えている。
周囲からの目線を完全にシャットアウトし、家族のためのプライバシーとセキュリティを高め、屋内外の連続性が高い開放的で明るいインテリアを生み出した。
リビングの天井高さは5.6メートル。アウトドアリビングを配した東面にはフルハイトの大開口を、西面にはあえて2.4メートルの高さに抑えた開口部を設けている。東の大開口からは午前中の日差しを取り入れて室内に活気をもたらし、西の開口からは午後の日差しを壁に反射させながら取り入れて落ち着いた雰囲気を生み出す事を意図した。
ダイニング・キッチンは、屋外で食事や喫茶をする機会が増えるようアウトドアリビングと一体感のあるレイアウトとている。各寝室、書斎や浴室などは各々中庭に面しており、それぞれの空間に相応しい雰囲気を醸すようデザインを施している。
室内にいる時にも外部環境=温度や湿度、空が見せる微細な表情の変化を常に意識し、大きな自然の中の一部に生きている事を感じ、思いを馳せる住まいとなっている。