コノジノイエ
2013.12
名古屋市北部の郊外に建つコの字型平面のコートハウス。
中庭はリビングとダイニング、個室を有機的に結び、数字以上の広がりと一体感のある空間を生み出し、家族同士の意識を繋いでいる。
設計事務所で勤められた経験のあるご主人からの要望は、動線計画から材料の選択、寸法に至るまで厳密で、いつも以上に明瞭で緻密な回答が求められた。施主が自身の生活を振り返りながら機能性に徹底的にこだわり、ご家族の同士の関わりあい方、この家で営まれるであろう生活を模索しながらの設計は実に骨の折れるものであった。
しかし果たして出来上がった住宅は、両手で優しく家族を包み込む様な居心地の良い住まいとなり、編み出した幾つかの手法は今後、私の設計活動の糧となるはずである。